電気柵の準備かと思ったら…

とうもろこし畑を見て回っていると食害の痕跡を見つけました。

まだヤングコーンがちょっと大きくなった位だと言うのに今年は被害が出るのが随分早い様です。


3・4年程毎年恒例になってしまいましたが、とうもろこしが大きくなり出すと害獣による被害が出始めます。

イタチ・狸・ハクビシンは目撃した事が有るのでいずれかの獣が食べたのでしょう。

という事で、被害がこれ以上拡大しない様に電気柵の設置を進めます。


先ずは畑周りの草刈りからです。
電気柵の設置後だと障害物になってしまう物が増えるので、事前に草を刈っておきます。

また電気柵に雑草が干渉すると漏電の原因になる恐れがある為、除草は重要な作業になります。


草を刈っていると時々飛び立つ虫の姿が目につきました。

茶色くちょっとスラッとしたカメムシで、こちらも毎年この時期に良く目にします。

まだ数は少ないものの所々で見かけた為、電気柵の設置作業も後回しでカメムシの防除作業に変更しました。

とうもろこしでよく聞く害虫と言えば、アワノメイガの幼虫ですが、一番厄介なのはカメムシだと思っています。

幼虫はとうもろこしの先端から入り食害するので、先端をカットすれば大丈夫と言う場合が多いですが、カメムシは外皮の上から針を刺し吸引します。

吸引した所は、粒が茶色く変色し場所を選ばず無数に吸引する為、皮を剥いで見ると至る所が茶色く変色していたなんて事もあります。

皮を剥ぐ前の外観からは判断がつかない為、害が酷いと販売を断念せざるを得ない状態になる事も有ります。

その為、獣に数本食われようとカメムシを数匹見かけた方がとうもろこし全滅の危機がある為、最優先事項として対応する様にしています。

という事で、夕方からカメムシの防除を行い電気柵の設置は翌日の作業となりました。

あと半月程で収穫が始まりそうな状態まできました。
最後まで大切に育てていきます!!

石井農園

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