そら豆
そら豆(陵西一寸)
四国愛媛県の温暖な気候の中で元気に育った愛媛の一寸そら豆です。
一粒の大きさが一寸(3cm)の一寸そら豆が主流です。
愛媛県のそら豆生産量(2021年調べ)は、全国第4位に入るほど沢山栽培されています。
空に向かって育つため「空豆」とも、さやが蚕に似ているため「蚕豆(そらまめ)」とも呼ばれています。
当園のそら豆は5月ごろに収穫します。収穫時期が近づき実がふっくら育ってくると、さやが重くなって下向きに垂れてきます。
香りとやわらかな歯触りがよく、初夏の味覚の一つとして親しまれています。
そら豆は収穫後時間をおくにつれ、どんどん見た目や食味が落ちていく為、鮮度命の野菜です。
そら豆が分厚い皮に守られる理由
そら豆のさやを開けると、中にはふわふわの白いクッションに守られるように綺麗に豆が並んでいます。
まるで高価な品を運ぶケースのようですね。一粒一粒大切に守られている感じが他の豆類とは違います。
このさや豆を取り出した後はかさばるしゴミが増えてイヤという声もありますが、豆の鮮度を保つために大切なんです。
さやから取り出し豆の状態で置いておくと半日も経たず変色し始め見た目が悪くなるし食味も落ちてきます。
さやに包まれていることで乾燥を抑え鮮度を保つという大切な役割があるのです。
そら豆の食べ方
普段そら豆として食べている薄緑色の豆ですが、未熟な若い「野菜」を食べているのはご存じでしたか?
完熟したものは生の状態に比べると栄養価が倍以上高く「豆」として扱われます。
簡単でおいしいそら豆の食べ方といえば塩ゆでが一般的だと思いますが、当園(特に私)では煮豆もよく食べます。また、さやのまま炭火、グリルやフライパンで焦げ目がつくまで焼いた「焼きそらまめ」も豆のおいしさをダイレクトに感じられ大好評です。
そら豆の収穫時期は暖かな気候、BBQやキャンプ飯の一品として食べるのもいいですね!
この時期しか使えない食材ですので、グラタンやピザ・スパゲティー・炊き込みご飯などなど、色々な料理に使ってくださいね。